• K.KOSUDA

雪降らなかった話と、ちょっと時節のお話



いやあ……。寒いですね。


寒いのが冬。このキーンと空気の張りつめる感覚が大好きです。



でも最近は、本当に雪の降りにくい冬になってしまいました。そこがちょっと残念です。


ただし、温暖化云々ていうのは個人的には懐疑的に捉えているので、降るときは降るし、降らないときは降らないんだろうなって感じですかね。



「仲見世や 初観音の 雪の傘」


増田龍雨という俳人の句です。今日は初観音。その初観音に際して龍雨が詠んだ句です。


一般的に「観音さま」として知られる観世音菩薩の縁日が毎月18日。そして、お正月に入り初めて迎える観世音菩薩の縁日のことを、初観音といいます。


「神仏がこの世に縁をもつ日」だから「縁日」と呼ばれているのだそうです。


つまり、「この日にお参りをすればもっともご利益が大きい」と伝えられている日ということにもなります。

観世音菩薩の縁日は18日ですが、この他にも、



などの各縁日があります。これらの縁日も、1月に入って初めて迎える縁日では、「初○○」という呼称になります。


これらの神仏を祀っている神社や寺院では、それぞれにちなんだ行事が行われます。五穀豊穣や無病息災など願って行われたりするこうした行事も、日本の古き良き風習ですね。



無宗教の国・日本なんて言われ方もしますが、日本人の魂には遠い昔から育まれた神仏を尊ぶ心が刷り込まれているんでしょうね。だからこそ、初詣をはじめとして節目ごとに自然と神仏を拝むことができるのではないでしょうか。


宗教ではなく、信仰心ということなんでしょうかね。何かの宗教を信奉しているとか云々ではなくて、自然な形で神仏を拝むことができる――信仰心とは、もしかしたら本来はそうあるべきものかもしれませんね。


そんな風情を噛みしめながら、日本人である喜びと感謝を実感しつつ、日々邁進していきたいものですね。